2016年にツイッターで盛り上がった #あなたの筒井康隆はどこから というハッシュタグ。「一番最初に読んだ、接した筒井康隆作品」をたくさんの人がそのときのエピソードとともに語っていて、これは本当にうれしくて楽しかったです。そのとき、あんまりうれしくてツイートを拾い集めて集計しました。全部で3437件!今回はその1~3位の作品を発表します。ぜひ予想してからご覧ください。
確認ですが、これは「一番好きな作品」ではありません、どの作品があなたにとって筒井ワールドとのファーストコンタクトだったか、です。小説に限定せず映像作品等も含まれています。
では1位です!
1位 時をかける少女 465人
これは予想通りでしょうか。本、映画、アニメときっかけになったものがいろいろあり、特定していない人も多かったので、全部合わせて一つの項目にしました。繰り返しメディア展開されているのでやはり強いですね。筒井さんが「孝行娘」「金を稼ぐ少女だ」とおっしゃるわけです(笑)細田守監督のアニメ映画版を好きな人の中には、原作者を知らない人もいるみたいです。
こっそり言うと、私が「時かけ」を読んだのは、ファンクラブに入り、何度も話題に上がるのを見て、さすがに読んどかないとマズイかなと思ってからで、ファーストコンタクトから10年以上たっていました。
続いて2位!
2位 家族八景 284人
七瀬シリーズの第1作が2位でした。人の心が読めるとっても美人なお手伝いの七瀬がいろんな家庭に入って…という話ですが、おっかけになるまで① で書いたように、中学生の私にはかなり衝撃の作品でした。「水蜜桃」もよくツイッターに現れますね。私が一番印象強いのは「亡母渇仰」かな…。ということで、私もこの284人の中の一人です。
そして3位!
3位 七瀬ふたたび 260人
おっと、七瀬シリーズが続けてランクイン。テレパシーだけでなく、予知、時間移動、念力、透視といろんな超能力を持つ人たちが登場し、展開もスリリングです。映像化も何度もされています。
超能力者たちが迫害される姿に筒井さんが重なることがあります。普通の人とかけ離れた能力を持つ天才の孤独と言いますか…。そんなこと考えるのは私だけでしょうか。
ということで、やはり映像化されたりして、多くの人の目に触れる機会の多い作品が上位に入りました。『家族八景』『七瀬ふたたび』を合わせると『時かけ』を抜いてしまいますが、三部作とはいえ、完全に別作品ですから、このように集計しました。
また今度、続きを紹介したいです。
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