NHK FM「夜のプレイリスト」11月５日0:00放送の情報をまとめました。
放送内容 ～ デタラメ？衝撃的な出会い ～
山下洋輔さんがDJを務めた5日間の最終日はセシル・テイラーの「ライヴ・アット・ザ・カフェ・モンマルトル」（Live At The Cafe Montmartre）でした。
山下さんがフリージャズを始めたころは「セシル・テイラーの真似だ」と言われたそうですが、一番最初に「The World of Cecil Taylor」を聴いた時は、わからなくてカウンターに突っ伏したそうです（笑）
でも、この「Live At The Cafe Montmartre」を聴いた時、サックスもピアノも、それぞれ自然に自分のやりたいことをやっているのに、ちゃんと共存していると感じ、理解できた気がした、そんなお話しでした。よね？
サックスが入ったことで、マイルドになったという表現もありましたが…。ちょっと比較のために、「The World of Cecil Taylor」を聴いてみようかな（笑）
テイラー先生とジャズフェスで会い、声を掛けられ、自宅を訪問し、共演した話を語るとき、とても嬉しそうでしたね。
このあたり、本でも書かれているので、その情報は後ろに載せました。→こちら
アルバム情報＜曲名、演奏者＞
1962年
- トランス Trance
- コール Call ※放送には入っていません
- レナ Lena
- D.トラッド,ザッツ・ホワット D Trad That's What
Cecil Taylor セシル・テイラー（ピアノ）
Jimmy Lyons ジミー・ライオンズ（アルトサックス）
Sunny Murray サニー・マレイ（ドラム）
CDやストリーミング情報
たくさんの版がありました。収録されている曲数も違うので、いろいろ見てみてください。
2007年 セシル・テイラーと山下さんの共演
2007年オペラシティのニューイヤーコンサートでセシル・テイラーさんと山下さんが共演した時の情報です。
チラシのほか、演奏曲、山下さんへのインタビューがあり、その中ではテイラー先生ご自宅でのツーショットなど貴重な写真も載っています。
コンサートは当初１月の予定でしたが、テイラー先生の体調により２月に延期になりました。このせいで私は行けなくなり、今でも思い出すと悔しいです。
エッセイ、本の情報
今年2022年の8月24日読売新聞朝刊に山下さんがセシル・テイラーさんのことについて書いた記事が載りました。
『ピアニストを笑え！』には「セシル・ティラー 蜜月の終り」という長めの文章が載っていて、テイラー先生の来日公演を聴いてかなりショックを受けたことが、ストレートに書かれています。
『風雲摩天楼秘帖』には、セシル・テイラーさんの自宅を最初に訪問したときの話が載っています。せめて電子書籍化されないかな…。
『猛老猫の逆襲』には「ノンストップ・セシル」というタイトルで一章が割かれ、今回の放送で話された二日間のご自宅訪問や共演コンサートなどが書かれています。
おみくじですが、本では「待ち人、遅れるが来る」で、猫魔力神社だ！と書いてあります。
再放送＆聴き逃し配信
再放送は翌週の月曜～金曜 午前10時からです。
聴き逃し配信もあります。
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