数々の曲を作り、山下洋輔さんの作曲の師でもある溝上日出夫先生を追悼する曲です。
溝上先生の親友で陶芸家の原田隆峰さんが詞を書かれ、それに山下洋輔さんが曲を付けました。
そして、山下さん以外の人でも演奏できるように、上野哲生さんが楽譜を完成させています。
原田隆峰さんの詞は唯一無二の世界です。
山下さんの曲は詞にとってもよく合ってるし、間のフレーズもおもしろくてかっこいい。
自動演奏でも山下さんぽさを感じさせる上野さんの楽譜はさすがです。
ぜひYouTubeにあるデモ演奏を聴いてみてください。
「埋み火」曲情報
- タイトル 埋み火
- 第一章 埋み火
- 第二章 それがどうした
- 第三章 残り火
- 作詞 原田隆峰
- 作曲 山下洋輔
- 編曲 上野哲生
「埋み火」楽譜
山下洋輔さんが作曲された曲を、上野哲生さんがクラシック演奏家でも伴奏できるような楽譜にされました。
詳細はこちらのサイトにあります。
「埋み火」デモ演奏 YouTube
ぜひ歌詞とともに歌を聴きたいです。自動演奏でこんなに心打たれるのですから。
山下さん日記「言葉を愛した作曲家溝上日出夫とその弟子たちの歌曲の会」
溝上先生の親友で陶芸家の原田隆峰さんの詞「埋み火」に曲を書き、追悼の会で伴奏した話が書かれています。ピアノパートが固まらず、伴奏がどうしても即興的になってしまったとあるので、そのあたりを上野さんがきっちりとした楽譜にされたんですね。
公式サイトにありますので、どなたでも読むことができます。
原田隆峰さんの詞や小説
原田さんは陶芸家でいらっしゃるのですが、ここでは、詞や小説の作品を紹介します。
『いきものたちの哀歌』から、ご自身の声で語っている「賛歌-窯の主は語る」をYouTubeで聴くことができます。
文・語り:原田隆峰 作曲・演奏:上野哲生
『木葉天目の謎』この本はとてもおもしろかったです。
器の中に生の(?)葉っぱを焼き付けることに生涯を費やす陶工のお話なのですが、とにかくその執念がすさまじい。
原田隆峰さんは、この幻と言われた”木葉天目”の製法を解き明かし、ご自分でも焼くことに成功されているんですよね。
まとめ
以上、山下洋輔さんが作曲した、溝上日出夫先生を追悼する曲を紹介しました。
一人でも多くの人に聴いて、歌って、演奏して欲しいです。