『それでも私はピアノを弾く ~天才ピアニスト・ブーニン 9年の空白を越えて~』
ブーニンさんと山下洋輔さんの対談情報を追加しました。(2022.11.07)
山下さんの日記を追加しました。(2022.11.05)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022123519SA000/ NHKオンデマンド配信(2022.10.22追記)
番組を見て
10月21日(金)22:00~ NHK BSプレミアムと4Kで放送されたブーニンさん特集。山下洋輔さんの出演はいつかなという不純な態度で視聴を始めましたが、見入り聴き入ってしまいました。
家にピアノがあって、お母さんが教えていて、子どもの頃からオモチャのように触って遊んでいたという共通点があるブーニンさんと山下さん。でも環境は大きく違い、音楽のジャンルも違います。まったく違うように見えたお二人の道が交差して、交流が始まり、2010年1月に東京オペラシティでの共演が実現したというのは、なんだか壮大なドラマを感じてしまいます。私は残念ながら会場に行くことができなかったので、当時のことを少しでも知りたいと調べました。
2010年 オペラシティでの共演
まず、オペラシティがちゃんとデータを残していてくれるので、演奏された曲目、コンサートのパンフレットの画像を見ることができます。お二人の笑顔が本当にいいです!
東京オペラシティ ニューイヤー・ジャズ・コンサート2010
山下洋輔プロデュース IMPROVISING ブーニン!
文字化け日記
共演について、山下さんご自身の日記が公式サイトにありますので、誰でも読むことができます。
さらに、本にもなっていて、ブーニンさんの他、トリノでの自作コンチェルト(佐渡裕さん指揮)、笑っていいとも出演、「ピアノ炎上」再演、などなど裏話もいっぱい読めます。
1987年 文藝春秋での対談
NHKのブーニンさんの特集番組でも取り上げていた、お二人の対談を見つけました。これを忘れちゃいけないですね。
山下さんがブーニンさんの左足ソフトペダルの踏み方が独特だと言っている場面では、番組内の、手術で短くなった左足に厚底靴を履き、なんとか”自分の演奏”をしようとトライしている姿が思い出されました。
「ショパンに感想を聞いたら棺桶で地団駄踏むでしょう」とブーニンさんは笑ってますが、自分の感覚で自由に表現したいというところ、山下さんと共通点が多いなと思いました。ブーニンさんの場合、それをあくまで楽譜があるところでやる、という点が違うんですね。
この対談、本では『ピアノ弾き乱入列車』に収録されています。
当日のレポートやパンフレットに載った文
筒井康隆さんのIT分野のブレーンでもある中村正三郎さんがコンサートの模様をとても詳しくレポートされてますので、こちらも。ブーニンさんの即興演奏、トークの内容など、いろいろ書いてあって本当におもしろいです。ブーニンさん、共演の前から山下さんの演奏を聴いていたんですよね。
2010年ニューイヤー、山下洋輔、スタニスラフ・ブーニンの頂上決戦で幕開け: ホットコーナー
こちらは玉木正之さんが当日のパンフレットのために書かれた文章。
以上、NHKのブーニンさんの特集を見て、山下洋輔さんとの共演のデータを集めてみました。
再放送と「復帰公演完全版」
<再放送>2022年11月5日(土) 23:00 BS4K、BSプレミアム「それでも私はピアノを弾く」
2022年11月6日(日) 23:20 BS4K、BSプレミアム「復帰公演 完全版」
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