ロッテの新監督、吉井理人さんの就任会見がニュースになっていますね。吉井新監督のニュースを目にして、「たしかニューヨークで山下洋輔さんが会ったメジャーリーガーは吉井さんじゃなかったか」と気になりました。そこで調査開始。
ネットで調査、、、わからない
まずは軽くネット検索。”吉井理人”、”山下洋輔”、”スイートベイジル”を組み合わせて調べるけど出てきません。すぐにこの方法は断念。ただ、吉井さんがニューヨーク・メッツにいたのは1998年から1999年だとわかりました。これは山下さんが毎年ニューヨークのスイートベイジルで一週間演奏していた時期と重なるので、この2年間に書かれたエッセイを見ればわかるはず。
ピアニストを笑うな!?
山下さんの公式サイトYYOWSで本のタイトルを確認。
ここで本は2~3冊に絞られるだろうと期待したけど甘かった。1999年刊『ピアニストを笑うな!』はエッセイ集で、これはさっそく当たりかもと思ったけど、出てくるのは「Nomo won」で野茂英雄さん。惜しい!ベイスターズ優勝話で盛り上がってるから時期的には同じはずなんだけど。
次に2000年代の本を確認。でも再編されたものが多く、新しいエッセイ集は『山下洋輔の文字化け日記』ぐらい。目次を見ると「2001年~2008年」でやっぱり違う。
ようやく発見!『ピアノ弾き即興人生』
しかたないのでYYOWSの2010年代を見ます。一番上には『猛老猫の逆襲』。いきなり最近の本が出てきて混乱、手当たり次第に本棚から出してきてこんな状態に。いくら『ドバラダ門』が時空を越える小説だからって、1986年の話にメジャーリーガー吉井理人さんが出てくるわけがない(笑)
結局、落ち着いてみると、2010年代のリストはそれまでと違って新しい順に並んでいただけで、一番下に書いてあった2010年刊『ピアノ弾き即興人生』が正解でした。なんとか5冊目くらいで目的地に到達。だけど、想像以上に時間がかかるんですよね。パラパラ見ているうちにおもしろく読み出しちゃうから。1998年よりかなり遅い時期の出版なのは、未収録文章を集めた本だからでした。
ツイッター、公式サイトに載っていた!
ああよかった、と一息ついたところで、なんとなくツイッターで検索。すると梅田香子さんという方がツイートされていました!お名前にも見覚えがあります。
そうだ。さっき読んだ『ピアニストを笑うな!』の「NOMOがやってくる」で山下さんが絶賛していたスポーツライターさんだ。そして梅田さんが、なんと私が探していたエッセイが丸ごと読めるサイトを紹介してくださってました。これぞ灯台下暗しというのか、最初からずっと見ていた山下さんの公式サイトYYOWS内のDiaryに載っていたんですね。ということで、どなたでも読めるのでぜひ。1999.06.07 / 渡米日記 '99
本にはその他にも、運転、猫、囲碁、西郷さん、各地コンサート、共演者、いろんなことが書いてありますので、こちらもよろしければ。
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