新潮社『エロチック街道』収録の小説です。
岡本喜八監督が映画化し、そちらもとてもファンが多く、テレビで何度も放映されています。
「ジャズ大名」テーマ曲は筒井さん作曲
映画でも使われた、あの印象的な「ジャズ大名のテーマ」は筒井さんの作曲です。
小説の中で、2拍子→4拍子→8ビートと変化するのですが、それぞれ言葉だけではなく、楽譜が書かれています。
作曲ができるというだけですごいのに、ジャズの進歩というか歴史を、楽譜に書いて表せるなんて、とんでもない才能だと思います!
当時、筒井さんや山下洋輔さんたちミュージシャンだけでなく、編集者も楽器を持ち寄って集まり、この「ジャズ大名」を演奏したそうです。
筒井さんはこのほかにも、「活動写真」「ラ・シュビドゥンドゥン」などを作曲してます。
書籍情報
映画やサントラ情報
監督・脚本=岡本喜八、音楽=筒井康隆、山下洋輔
サントラとして『ジャズ大名 サウンド図鑑』があります。これには、筒井さんのクラリネット演奏も入っています。